【捨てかたinfo】ゴミの捨てかたをテーマにしたブログを始めました

引き出しを片づけていて、ふと手が止まりました。
「これ、何ゴミ? どこに捨てればいい?」。
自治体のページやPDFを開くたび、地域ごとに表記や基準が違い、肝心の結論にたどり着くまで時間がかかる。
正しく出したいだけなのに、調べるほど疲れてしまう。
その個人的なつまずきから、sutekatainfo(当サイト)を始めました。
まだ整っていない部分もありますが、少しずつ磨いていきます。
“答えを示す場”というよりは、“より良い捨てかた”を一緒に探す場所にしたいと思っています。

迷いの正体――“やる気がない”のではなく“つながっていない”
調べる中で、分別が地域で違うのは、収集設備や委託、人口密度など背景の違いがあるからだと分かりました。
ただ、生活者の画面に現れるのは「曜日と出し方」だけで、その理由や工程まではなかなか見えません。
結果として、同じ品目でも自治体ごとに判断が揺れ、「捨てない選択肢」にも辿りつきにくい。
私が感じていたストレスは、情報が“ない”のではなく“つながっていない”ことでした。
“捨て活”で気づいたこと――ゴミ袋の向こう側へ意識が伸びた
片づけをすると部屋は軽くなります。
一方で、玄関に並ぶゴミ袋を見ると胸が重くなる。
あの袋はどこへ運ばれ、誰がどんな工程で処理するのか。
想像が“向こう側”まで届くほど、分別や回収への協力は自然な行動に変わりました。
捨てる直前に「捨てなくて済む選び方はないか」を考える。
自分の中の優先順位が、そこで入れ替わった気がします。
調べて分かった、捨てる前の選択肢
最初に驚いたのは、布団の回収・リサイクルの窓口があることでした。

回収された羽毛や中綿が資源として生き直す仕組みを知って、“燃える・燃えない”の二択ではないと実感しました。
次に、ステンレス製水筒の回収ボックスの存在。

素材ごとのルートが見つかると、迷いは一気に減ります。
さらに、使い終えたジップロックの回収・リサイクルプログラムを知ったとき、「知っていれば選べた」場面がいくつもあったと気づきました。

これらは私の体験に基づく例ですが、同じ発見が誰かの役に立つはずだと考えています。
このサイトで用意したい“入口”――三本柱で一本の導線に
ここは「出し方メモ」を並べるだけの場所ではありません。
迷いを最短で解く情報と、捨てない選択肢、そして背景の理解をひとつながりにする“入口”を目指します。
捨てかたinfo:まず正解へ
迷いがちなごみどう出すのか、ルールや背景、注意点とともに示し、その場で判断できる状態をつくります。
そしてここでは迷いを無くすだけで終わりません。
「捨てない手」への導線を添え、メーカーや小売の回収、寄付、修理といった代替行動に自然に橋渡しします。
出し方の正解→代替行動→その背景という順で読み進められるよう設計し、より良い捨てかたへ“流す”ことまで含めて支援します。
ゴミ箱の向こう側:理由まで知って納得する
分別の理由は、出したあとの工程にあります。
本カテゴリでは収集から最終処分までを生活目線でたどり、軽くすすぐ・電池を専用回収へといった“ひと手間”が異物率や安全にどう効くかを具体的に示します。
背景を知れば、次の判断がぶれません。
捨てないchoice:長く使うための知恵
ここは「良いものを長く使う」ための情報をまとめます。
修理や部品供給、延長保証、保管・手入れのコツ、劣化を抑える使い方、買い替え時の解体性・修理性・リサイクル設計など、選び方の基準まで含めて整理します。
使い続ける/次に選ぶための視点に特化し、“捨てやすさ”だけでなく“長く使えるか”という視点での商品選びの参考になれば嬉しいです。
使い方|気になる → 調べる・試す → 進める
たとえば、水筒を手放したいとき。
まずは捨てかたinfoで自治体の出し方と注意点を確認し、同ページで回収プログラムや寄付の可否もチェックします。
次に、ゴミ箱の向こう側で、その出し方や“ひと手間”が選別や安全にどう効くかを掴む。
最後に、捨てないchoiceで、長く使うための手入れ・修理の可否や、次に選ぶならどんな観点が有効かを確認します。
行動と背景をセットで知るほど、次からの迷いは小さくなります。
よく迷う場面を、どう減らすか
最初に立ち止まったのは電池でした。
可燃でも不燃でもなく、自治体と店頭回収の窓口が入り組んでいる。
調べると、専用ボックスを使う理由は安全と選別の歩留まりに直結していました。
もう一つはサイズの壁。
基準を超えるものは粗大ごみの申込みが必要ですが、持込可否や手数料は地域で差があります。
ここは“早く正解へ”たどり着ける導線を用意したいと考えています。
そして「まだ使える」ものの手放しかたも。
回収プログラムや寄付先を知っていれば、気持ちよく手放せる場面が増えるはずです。
これからと結び——小さく出して、確かめて、磨く
住所×品目から一次情報へ最短で届く検索導線、民間回収の横断カタログ、見学できる施設ガイドを、必要なところから順に公開します。
すべてを一度に完璧にはできませんが、小さく出して反応を見ながら更新を重ねていきたいと思います。
目的はただ一つ。捨てる直前に「ほかの手は?」と一拍おける人を増やすこと。
その一拍をつくる入口として、このサイトを育てていきたいと思います。
sutekatainfo.comでは、家庭で迷いがちな“捨てかた”を入口に、ルールや背景・意味を紐解き、納得感を持って行動できる情報をお届けしていきます。