【インクカートリッジの捨てかた】広がっています”回収ボックス”
最近、郵便局や自治体施設、家電量販店の入口などで、使用済みインクカートリッジの回収ボックスを見かけることが増えました。
ただ、いざ自分が捨てる段になると――
「対象は純正だけ?」「インクが残っていてもいい?」「結局これ何ゴミ?」と迷って、よく分からないまま“燃えるゴミ”にしてしまう方も多いのではないでしょうか。
インクカートリッジは、自治体によって「可燃」「プラ資源」「拠点回収」など扱いが分かれやすく、分別に迷いやすいものの一つです。
そこでこの記事では、まず最短で迷いが減る手順として、「回収ボックス(回収プログラム)→ それが無理なら自治体分別」の順で、家庭でできる捨て方を整理します。
結論:迷ったら「回収ボックス→自治体分別」でOK

インクカートリッジは“何ゴミか”を考える前に、まず回収ボックスが使えるかを確認するのがいちばんラクです。
今回紹介する2つの回収ルートを優先しつつ、難しければ自治体分別でOKです。
- 里帰りプロジェクト:純正4社なら最優先(郵便局中心で出しやすい)
- JITの回収プログラム:全メーカー対象の回収箱があれば有力
- それでも無理なら:自治体分別
回収ルート①:インクカートリッジ里帰りプロジェクト

「まず確実に回収に出したい」なら、対象が明確で迷いにくい里帰りプロジェクトが最優先です。
ブラザー/キヤノン/エプソン/日本HPの4社が共同で、家庭用インクジェットプリンターの使用済み純正インクカートリッジを回収しています。
里帰りの強みは、回収箱が全国約3,600の郵便局など、生活動線の中で見つけやすいこと。
回収後はメーカーごとに仕分けされ、各メーカーが責任をもってリサイクルされています。
回収できるもの/できないもの(ここだけ先に確認)
まずは「対象品かどうか」だけ確認しましょう。
ここが分かれば、あとは回収箱に入れるだけです。
- 4社の純正インクカートリッジ(家庭用インクジェット)
- ブラザー
- キヤノン
- エプソン
- 日本HP
- トナーカートリッジ
- メーカー純正インクカートリッジ以外のもの
- 著しい破損品・改造品
回収ボックスはどこにある?(探し方)

対象品だと分かったら、次は「どこへ持っていくか」です。
回収ボックスは郵便局に多く、自治体施設にも広がっています。
まずは行きやすい場所を選びましょう。
- 郵便局
- 全国約3600箇所の郵便局に回収ボックス設置
- 協力自治体の公共施設
- 市役所や市民センター、図書館など
- 全国の自治体に広がっています
回収ルート②:ジット(JIT)のインクカートリッジ回収(全メーカーが強み)

里帰りが近くにない/対象外で迷うときは、民間の回収プログラムも選択肢になります。
その代表例が、ジット(JIT)の「インクカートリッジ回収」です。
メイプル超合金の2人が載った青いボックスを見たことがないでしょうか?
里帰りプロジェクトとの大きな違いが「メーカー問わず、全機種のインクカートリッジが回収対象」 とされている点です。
「どのメーカーか分からない」「純正か自信がない」という場合でも、回収に出しやすくなります。
またJITは、回収したカートリッジを独自技術で再生して繰り返し使う「インクカートリッジ再生事業」を行っています。
回収できるもの/注意点(ここだけ確認)
- メーカー問わず、全機種のプリンタインクカートリッジ
- 破損やインク漏れなど、再利用できないもの
回収ボックスはどこにある?

JITの回収ボックスは、店舗や学校、公共施設など“生活圏の中”に置かれているのが特徴です。
- 製品取扱店舗
- 家電量販店やショッピングセンターなど
- 学校や公共施設等の協力施設
- 誰でも回収ボックス設置申し込みが可能
- 身近な施設やお店にもボックスがあるかも
回収ボックスへの出し方のコツ
回収の手順は難しくありませんが、「付属物を入れない」「汚れ対策」といった点で運用主体ごとに差が出ます。
迷わないためにポイントだけ整理します。
- 基本はそのまま回収箱へ
- 箱・袋などの付属物は入れない運用が基本
- 回収後の選別の手間が省けます
- インク漏れや汚れに注意
- 残ったインクの付着や漏れが心配なら、薄い袋に入れて持っていくと安心です
自治体の分別ルール:インクカートリッジは何ゴミ?

回収ルートが使えないときは、自治体の分別ルールで処分します。
ここが自治体差の出やすいポイントです。
主要自治体の扱い(例)
| 自治体 | 分別区分(例) | 補足 |
|---|---|---|
| 東京都23区(例:新宿区) | 回収ボックスへ | 区が里帰りに参加し、区内拠点で回収 |
| 大阪市 | 拠点回収(持ち込めない場合は普通ごみ) | 品目別一覧で「拠点回収」として案内 |
| 名古屋市 | プラスチック資源 | 分別検索で「プラスチック資源」として掲載 |
| 札幌市 | 燃やせるごみ(+返却・資源化の案内あり) | 分別辞典に掲載 |
なぜ「回収ボックス」推奨なのか?(分別より先に回収を見てほしい理由)

インクカートリッジは、素材としてはプラスチックが中心ですが、形状や規格がメーカーごとに異なり、残インクもあり得ます。
そのため自治体の通常ルート(可燃・資源)では、安定して資源化につなげにくいケースがあります。
一方で、回収プログラムに乗せると、回収後の仕分けや再資源化(再生)の流れが用意されていることが多く、迷いを減らしやすいのが利点です。
だからこそ、迷ったときは「何ゴミ?」より先に「回収できるか?」を見る方が、手間も迷いも減ります。
回収されたその後は?
回収ボックスに集まったカートリッジは、回収ルートごとに選別・仕分けされ、リサイクルや再生(再利用)につながる工程へ送られます。
回収ルートに乗せることで、“燃やして終わり”ではない処理につながりやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 里帰りとJIT、どっちに入れればいい?
迷ったら、まずは里帰り(純正4社で対象が明確)を優先すると分かりやすいです。
一方で、店頭の回収箱に「全メーカー対象」と書かれているなら、JITの回収ボックスが使いやすいケースもあります。
Q2. 互換インク(非純正)は里帰りボックスに入れていい?
里帰りプロジェクトは、基本的に4社の純正カートリッジが対象です。
互換品は対象外になりやすいので、メーカーや販売店、自治体の案内を確認してください。
Q3. トナー(レーザープリンター用)も同じ箱でOK?
トナーは回収対象外として案内されています。
里帰り箱に入れず、メーカー回収や自治体の案内に従うのが安全です。
Q4. インクが残っていても回収に出せる?
里帰りは「使用済み」を前提に回収されています。
残量が気になる場合でも、まずは対象品かどうかを優先して確認し、迷う場合は自治体やメーカーの案内に合わせるのが確実です。
Q5. 外箱や袋、説明書も一緒に入れていい?
自治体や回収箱の運用によっては「カートリッジ以外は入れない」案内があります。
基本はカートリッジのみが無難です。
Q6. 近くに回収ボックスがない場合は?
メーカー回収や自治体の拠点回収がないか確認し、それでも難しければ自治体分別(可燃/プラ資源など)に従って処分します。
まとめ:迷ったら「回収→自治体分別」の順でOK
インクカートリッジは自治体によって扱いが分かれやすい品目です。
だからこそ、先に回収ルートを押さえておくと迷いが減ります。
まずは回収ボックス(回収プログラム)を確認し、対象外(互換品・トナー等)や回収が難しい場合だけ、自治体ルールで処分する。
この順番にしておくと、「毎回どう捨てるか」で悩まずに手放せます。
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