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【布団の捨てかた】種類別!処分方法とリサイクルの選択肢を解説!

つまようじ
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燃えるごみで出せる?

粗大ごみに申し込むべき?

羽毛布団は別?

迷いやすい布団の処分。自治体によって「粗大ごみ」だったり、「切れば可燃ごみOK」だったりと差があります。

まずは主要都市の基準を押さえ、次に“捨てない”選択肢まで見渡して、あなたに合った手放しかたを選びましょう。

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季節の変わり目や引っ越し前後、押し入れの見直し──「そろそろ布団を手放そうかな」と感じるタイミングは、暮らしの節目と重なりがちです。

ところが、同じ“布団”でも自治体によって扱いが違い、羽毛・綿・化繊、そしてスプリング入りマットレスなど素材や構造で判断も変わります。

結果として、つい先送りしがちになり、場所や時間のコストを払い続けてしまうことも。

本記事では、まず迷わないための基準を整理し(何ゴミ?どこに出す?切れば可?)、次に回収後の行方(“ゴミ箱の向こう側”)を見通し、最後に“捨てない選択肢(choice)”を行動の指針として並べます。

知識を行動に変えるために、判断のよりどころになれば幸いです。

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布団は何ゴミ?まずは基本の捨て方

まず最初の分かれ道は“粗大ごみか、可燃ごみか”

サイズ・地域・品目名の書き方によって扱いが変わるため、ここを押さえるだけで迷いの半分は解消します。

特に「切ってよい/不可」の判断は安全や工程に影響するので、自治体の一次情報で確認してから進めましょう。

ポイント

原則は「粗大ごみ」。ただし自治体によっては、指定袋に入る大きさにすれば燃えるごみで出せる例もあります。

必ずお住まいの自治体ルールを確認してください。

主要都市の分別区分(例)

まずは主要都市の公式ルールを横に並べ、例外や備考も添えて“迷いどころ”を見える化します。

自治体区分手数料の目安・備考
東京都23区(例:新宿・渋谷・大田)粗大ごみ(申込・有料)例:江戸川区「布団」=400円。大田区は解体しても粗大扱い
大阪市粗大ごみ(申込・有料)「布団・毛布(4枚まで)」=200円。
名古屋市粗大ごみ(申込・有料)「布団(2枚まで1組)」=250円。羽毛布団の資源化案内あり
札幌市大型ごみ(申込・有料)指定袋に入れば燃やせるごみ可

自治体サイトの文言は端的で、備考欄に重要情報(切断可否・枚数上限・資源化窓口)が潜むことも少なくありません。

ここでは代表例を俯瞰しつつ、自分の地域ページで最終チェックする前提で読んでください。

注意点

「切って可燃」は地域により不可(例:東京23区の一部)です。

無理な解体はけがや飛散の原因にも。

迷ったら粗大で申し込みましょう。

出し方の基本

粗大ゴミに出された布団

申し込み前に、次のポイントをひと目で確認しておくと、当日のトラブルを避けやすくなります。

屋外回収が基本の地域では天候と飛散防止、集合住宅では管理規約と置き場のルールを意識。

処理券の貼付や記名なども忘れず準備しましょう。

  • 前日夜~当日朝など、地域指定の時間に合わせる
  • 雨濡れOK/不可の扱いは地域差あり(屋外回収のため基本はOKが多い)
  • 圧縮袋のまま可:自治体により可否あり
  • ベッドマットレス(スプリング入り)は別区分・別料金
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なぜ布団は「粗大ごみ」なのか?

多くの自治体が粗大扱いとするのは、工程の効率と安全を守るためです。

布団は大きく・軽く・絡みやすいという性質があり、破砕や搬送での巻き付き・詰まりのリスクが高い品目です。

そのため、一般可燃とは分けて粗大系の前処理ラインに回す設計が選ばれやすくなります。

代表的な理由を整理します。

  • サイズ・体積が大きいため、通常の収集・焼却工程を阻害しやすい
  • 繊維が絡むことで、破砕機・コンベヤでのトラブル要因になりうる
  • 多くの自治体では、粗大系専用の破砕・選別ラインに回してから、可燃分は焼却・金属分は回収といった流れをとる
注意点

「切れば燃えるゴミでOK」というところも一部ありますが、多くの自治体で工程の安全・効率の観点から「品目として粗大」扱いにしているようです。

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回収されたその後は?処分・再資源化の行方

回収後の行き先は、粗大ルートか店頭回収ルートかで大きく変わります。

粗大は破砕・選別を経て焼却や資源回収へ、羽毛は選別・洗浄を経て再生ダウンとして循環へ。

“どこへ行くのか”を知っておくことが、次回の買い替えや日々の手入れの判断にも効いてきます。

流れを簡潔にたどります。

自治体の回収後:多くは焼却処理へ

  • 粗大ごみ(一般:羽毛以外)
    • 収集 → 中継・搬入 → 破砕設備で小片化(施設により目安あり)→ 磁選・手選別で金属などを回収 → 可燃分は焼却、金属等は資源化へ。
  • 可燃ごみ扱い(地域限定の切断可等)
    • 指定袋に入るサイズで排出された場合も、焼却施設での処理が基本になります。
ポイント

家庭から出る布団は、自治体回収の場合焼却処理が中心です。

例外として、羽毛は店頭回収→洗浄→再生ダウンのルートが整いつつあります。

“どうせ破砕して燃やすなら粗大ごみの手数料=切断の費用でしょ?”と思いませんか?

私はそう感じました。

ただし制度上は、収集・運搬・前処理(破砕・選別)に加え、焼却や最終処分までの公的処理コストをならした負担金という位置づけのようです。

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布団を燃やすことの功罪

焼却施設の煙突から出る煙
メリット
  • 衛生と減容
    • 異物や汚れがあっても、短時間で衛生的に処理でき、体積・重量を大幅に減らせます。
  • 安定燃焼しやすい
    • 乾いた布団類は燃え残りが少なく、施設条件が整えば発電・熱供給に活かせます。
デメリット
  • 資源ロス
    • 綿や羽毛など、再生可能な素材価値を失います。
  • 環境負荷
    • 焼却に伴うCO₂排出や、焼却灰の最終処分が必要になります。

だからこそ、”資源として再生できる羽毛は“燃やさない選択”を優先に

次章では、“捨てない選択肢(choice)”を整理します。

つまようじ
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ゴミに出す以外の選択肢は!?

素材によって“向いている手放しかた”が異なります。

羽毛→綿・化繊の順に検討すると選びやすく、判断の優先度もつけやすくなります。

羽毛は資源としての価値が残りやすい一方、綿や化繊は衛生・状態の条件が付くことが多いため、現実的な落としどころ(粗大回収+少量リメイク)を意識しましょう。

羽毛布団(ダウン)

羽毛は資源として再び生かせる可能性が高い素材です。

店頭回収のネットワークが広がり、洗浄・精製による再生ダウンの動きが一般化してきました。

まずは品質表示(ダウン率)タグの有無と状態を確認し、対象基準に合うかを把握してから動くとスムーズです。

基本の考え方は次のとおりです。

  • 店頭回収(常設/期間限定)
    • Green Down Project協力店、ニトリ、イオンなど
  • 仕組み
    • ダウンを取り出して洗浄・再生(新しい羽毛製品へ)
  • 出す前の確認
    • ダウン率・状態(濡れ・汚損NG)
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綿わた・化繊の掛け・敷き布団

綿や化繊は、長く使う(打ち直し)か、少量を暮らしに活かすリメイクかの二択で考えると現実的です。

厚みや芯材の有無で打ち直し可否が変わるため、地域の寝具店に写真で相談すると判断が早まります。

リメイクは“全部やろう”とせず、座布団・クッションなど少量に留めるのが負担を増やさないコツです。

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おすすめの“回収”サービス

日程や体力の都合で自治体の粗大日程に合わせにくい場合や、屋内からの搬出が難しい場合は、民間回収が有力な選択肢になります。

一方で、単品・少量なら自治体の粗大回収がもっとも低コストで済むことも多い。

ここでは“どんなときにどちらを選ぶか”の目安を踏まえつつ、代表的な回収窓口を紹介します。

注意点

下記は一例です。実施条件・期間・対象は変更されることがあります。店舗・公式サイトで最新情報をご確認ください。

  • Green Down Project(羽毛)
    • 全国の協力店で羽毛布団を回収(ダウン率条件あり)。
  • ニトリ(羽毛)
    • 店頭持ち込み回収。
    • 近年は常時受付化の動きありなので店舗に確認を。
  • イオン(羽毛)
    • 地域・期間限定で店頭回収やクーポン提供の事例あり。
  • 西川ストア(寝具購入時)
    • オンライン本店で一定額以上の購入者向け「不要ふとん無料引取り」(サイズ等の条件あり)

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捨てる前に復活させることも検討を!

クリーニングで“捨てない”

汚れやへたりが理由なら、捨てる前に“復活”を試すのも良い選択です。

とくに羽毛は乾燥・ほぐしで回復するケースも多く、宅配クリーニングは“オフシーズンの保管”も合わせると効率的。

費用や納期はサービス差が大きいので、仕上がり保証・再仕上げ条件も含めて比較しましょう。

おすすめ

カジタクの布団クリーニング

イオングループのクリーニング専門店で安心!

クリーニングと合わせて最長9ヶ月間の保管が可能なので、かさばる布団を預けて収納スペースをスッキリさせたい方にオススメです。

古くてへたっていても”打ち直し”で復活

おすすめ

しももとクリーニングの羽毛布団リフォーム

羽毛を洗浄・選別して再充填。

打ち直しなら、買い替えより気軽に新品同様に復活します。

おすすめ

昭和西川の羽毛布団リフォーム

羽毛を洗浄・補充してふっくら綺麗に!

他社・他店購入した羽毛布団でもOKです。

布団を選ぶときに考えたいこと

次の買い替えで迷わないために、先に決めておくと楽になる基準をメモしておきます

買う前に“出口”を想像しておくと、捨てやすさ(回収ルート・分解のしやすさ)まで含めた選択ができます。

長く使い、最後まできちんと手放せるものを、あらかじめ選び取りましょう。

  • 羽毛は再資源化ルートが整備されつつある(回収先の有無を確認)
  • 打ち直しが可能な綿布団は長く使える(地域の布団店に相談)
  • 洗える側地・分割タイプだと家庭でのメンテがしやすい
  • 圧縮袋の過度な長期保管は劣化につながる(通気と天日干しを習慣に)

まとめ:あなたに合った方法で手放そう

最後に、判断の拠り所だけを一気に振り返ります。

この記事のゴールは“知って終わり”ではなく、今日このあと実行できるところまで落とし込むこと。

迷いが減れば、家の中の余白と心の余裕が少し増えます。

  • 原則は粗大ごみ。一部自治体では指定袋に収まれば可燃も可
  • 羽毛布団は“捨てない”選択肢が現実的(店頭回収→再生ダウン)
  • 無理に切らず、安全第一で申し込み。迷ったら自治体窓口へ

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関西出身・首都圏在住の30代会社員。 妻と二人の子どもと暮らしながら、仕事と家事・育児に奮闘する日々を送っています。 子育ての日常の中で「これ、どうやって捨てるの?」と立ち止まることが増えました。そして気になったことを調べる中で、情報が分散していることにイライラしたので、同じように迷う人の役に立てたらと思いこのサイトを立ち上げました。 実は本業は環境プラント関連のエンジニアをやっていますので、その知見や経験も活かしながら家庭からできる資源循環の第一歩をサポートできる情報発信を目指しています。 派手なことはできませんが、一つひとつ、丁寧に。正しい捨てかたや、捨てないための工夫など、暮らしに役立つ情報をコツコツ積み重ねていきます。 どうぞ、よろしくお願いします。
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