【Choice靴の回収】もう履かない靴を、回収・下取りへつなぐ選択
下駄箱を整理していると、サイズが合わなくなった革靴、履きつぶしたスニーカー、子どもが履けなくなった靴などが出てくることがあります。
「もう履かないから捨てよう」と思ったとき、もう一手を考えるなら、店舗の下取りや回収ボックス、宅配寄付なども確認してみましょう。
靴の状態や住んでいる地域によっては、自治体のごみ収集以外のルートへつなげられる場合があります。
ただし、すべての靴を回収へ出して欲しいと言いたいわけではありません。
状態が悪い靴や、回収場所まで運ぶ負担が大きい場合は、自治体ルールに沿った処分も無理のない選択です。
※回収店舗、対象品、特典などは変更される場合があります。利用前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。記事内の情報は2026年9月確認時点のものです。
もう履かない靴には、回収・下取りという選択肢もある
靴の回収先を探す前に、まず確認したいのが「その靴は、まだ履ける状態か」です。
状態によって、向いている行き先が変わります。
| 靴の状態 | 考えられる選択肢 |
|---|---|
| 汚れているが、手入れすれば自分で履きたい | クリーニング、修理 |
| まだ履けるが、自分では使わない | リユース型の下取り、寄付、売却、譲渡 |
| サイズアウトした子ども靴 | 子ども靴の下取り、自治体の回収 |
| 履きつぶしたスニーカー | 素材回収に対応した店舗 |
| 壊れている、靴底が劣化している | 壊れた靴を受け付ける下取り、自治体処分 |
| カビや強い汚れがある | 自治体処分を優先して検討 |
まだ履く可能性がある靴なら、先にこちらの記事も確認してください。

「回収=リサイクル」とは限らない
靴の回収には、大きく分けて次のような行き先があります。
- そのまま別の人が履く「リユース」
- 分解・加工して原料などに活用する「素材リサイクル」
- 焼却時の熱をエネルギーとして利用する「熱回収」
- 回収後の処理方法が明記されていない「下取り」
店頭に「回収」「リサイクル」と書かれていても、回収後の行き先が同じとは限りません。
行き先まで重視したい場合は、対象品だけでなく、回収後にどのように活用されるかも公式サイトで確認すると選びやすくなります。
店頭回収、メーカー回収、宅配回収など、回収方法全体の違いを先に知りたい場合は、こちらの記事で整理しています。

靴の回収が向いているケース・向かないケース
回収が向いているケース
回収や下取りを検討しやすいのは、次のような靴です。
- 左右がそろっている
- まだ人が履ける状態にある
- サイズアウトしただけで、大きな破損がない
- 対象となる店舗や回収ボックスが近くにある
- 買い替えのついでに持ち込める
- 衣類などと一緒に宅配回収へ出したい
- 履きつぶしたスニーカーを受け入れる素材回収先がある
リユースを目的とした回収では、「中古品として誰かが履けるか」がひとつの判断基準になります。
自治体処分のほうが向いているケース
次のような場合は、回収へ出さず、自治体の分別ルールに沿って処分するほうが適切なことがあります。
- 靴底が剥がれている、崩れている
- 金具などが飛び出していて危険
- カビ、油汚れ、強い臭いがある
- 濡れたまま乾かせない
- 回収場所が遠く、運ぶ負担が大きい
- 送料をかけてまで送るほどの量ではない
- 対象になる回収先が見つからない
無理に回収先を探し続ける必要はありません。安全に再使用できない靴は、自治体のルールを確認して適切に処分しましょう。
買い替えと一緒に店舗へ下取りに出す
新しい靴へ買い替える予定があるなら、靴店や百貨店の下取りを利用できる場合があります。
割引券などの特典がある一方、利用できる店舗や購入金額に条件があるため、普段利用している店舗で実施されているかを確認して選びましょう。
チヨダ|壊れた靴や長靴も対象
シュープラザ、東京靴流通センターなどを展開するチヨダでは、靴の下取りキャンペーンを実施しています。
他社で購入した靴や、壊れた靴も対象となるため、まだ履ける靴だけを集めるリユース型回収とは性格が異なります。
一部の店舗は対象外です。買い替えの予定がある場合は、利用予定店舗と割引券の条件を確認してから持ち込みましょう。
- 対象:他社製を含む靴。壊れた靴、長靴、パンプスなども対象
- 受付:対象店舗へ持ち込み。1人5足まで
- 特典:1足につき100円分の割引券
- 回収後:現行のキャンペーンページには一律の行き先の記載なし
公式で確認:対象外店舗、割引券の在庫・利用条件
シューマート|まだ履ける靴を海外で再使用
シューマートの「ありがとうプロジェクト」は、まだ履ける靴を海外での再使用へつなげる下取りです。
壊れた靴を処理する制度ではなく、「自分では履かないけれど、靴としてはまだ使える」という場合に向いています。
値引券には購入金額の条件があるため、買い替えの予定と合わせて利用を検討しましょう。
対象:左右がそろった、再使用できる靴
受付:シューマート店舗へ持ち込み。1家族5足まで
特典:1足につき200円分の値引券
回収後:海外で再使用
利用前の確認:対象外となる靴、値引券の利用条件
西武・そごう|サイズアウトした子ども靴
西武・そごうの対象店舗では、使わなくなった子ども靴の下取りを行っています。
子ども靴は傷みが少ないうちにサイズアウトすることもあります。次の子どもへつなげられる状態なら、買い替え時の選択肢になります。
実施していない店舗や対象外となる靴もあるため、持ち込む前の確認が必要です。
- 対象:使わなくなった子ども靴。サンダル、上履き、スリッパなどは対象外
- 受付:対象店舗へ持ち込み。1人1回3点まで
- 特典:1点につき500円割引券
- 回収後:ザンビアへの提供またはリサイクル
- 利用前の確認:現在の実施店舗、対象外品、割引券の利用売場
履きつぶした靴を素材回収へつなぐ
まだ履ける靴のリユースとは別に、使い終えた靴を素材として回収する制度もあります。
ただし、素材回収は実施店舗や対象製品が限定されていることが多いため、「同じブランドなら何でも出せる」とは限りません。
Nike|一部店舗でスニーカーを回収
一部のNike店舗では、履きつぶしたスニーカーを回収し、再生素材「Nike Grind」へリサイクルするサービスを案内しています。
公式店舗ページの「サービス」欄に「シューズの再利用」と表示されている店舗が実施例です。
持ち込み前に、利用予定店舗のページと受付条件を確認しましょう。
- 対象:履きつぶしたスニーカー
- 受付:「シューズの再利用」を実施しているNike店舗
- 実施例:Nike Ginza、Nike Harajuku
- 回収後:再生素材「Nike Grind」へリサイクル
- 利用前の確認:利用予定店舗での実施状況、対象となるシューズ
ASICS|対象製品をメーカーへ戻す
メーカーによっては、リサイクルしやすい構造で設計した製品を、使用後に回収するプログラムを用意しています。
ASICSの「NIMBUS MIRAI」は、ソールとアッパーを分離しやすい構造を採用したシューズです。使用後は専用の回収プログラムを通じて、新しいシューズへつなげられます。
一般的なASICSシューズの回収制度ではなく、対象製品が限定されている点に注意が必要です。
- 対象:使用後のNIMBUS MIRAI
- 受付:協力会社テラサイクルジャパンの集荷受付を利用
- 特典:2,000円分のOneASICSポイント
- 回収後:新しいシューズへつなげるリサイクル
- 対象外:NIMBUS MIRAI以外の製品
- 利用前の確認:対象モデル、集荷方法、ポイント進呈条件
自治体の靴回収を利用する
一部の自治体では、古着などと一緒に靴を回収しています。
店舗の下取りと異なり、新しい商品を買わずに利用でき、近くの公共施設へ持ち込める場合があります。
回収できる靴は自治体によって異なる
靴の回収条件は自治体ごとに違います。
たとえば、神奈川県座間市では、壊れたり破れたりしていない靴を回収しており、長靴も対象です。
一方、東京都渋谷区では、再使用できる革靴、スニーカー、サンダルを回収していますが、長靴、ブーツ、ヒールのある靴などは対象外です。
「ほかの自治体で回収しているから、自分の地域でも出せる」とは判断せず、居住する自治体の情報を確認してください。
- 座間市:破損していない革靴、サンダル、スニーカー、長靴などを回収
- 渋谷区:再使用できる革靴、スニーカー、サンダルを回収。長靴やブーツなどは対象外
- 回収後:いずれも海外などでの再使用を想定
- 自治体差:対象品、状態の基準、回収場所が異なる
- 公式で確認:居住自治体での実施有無、対象品、回収場所と利用時間
自治体の回収が見つからない場合は、「自治体名+靴+回収ボックス」だけでなく、「自治体名+古着回収」でも検索してみましょう。
古着の回収品目に靴が含まれている場合があります。
回収対象にならない靴の分別は、靴の素材や自治体によって異なります。
なぜ地域によって分別が変わるのかは、こちらの記事で解説しています。

宅配で靴を寄付・回収してもらう
近くに回収場所がない場合や、衣類などもまとめて整理したい場合は、宅配型の回収も選択肢になります。
送料や専用キット代がかかることがあるため、靴1足だけを送りたい人より、複数の不用品をまとめて手放したい人に向いています。
リボーンプロジェクト
リボーンプロジェクトでは、大人用・子ども用を問わず、再使用できる靴を受け付けています。
暑い地域での活用を想定しているため、冬用ブーツなどは対象外です。
「寄付だから何でも送れる」と考えず、次の人が履ける状態かを確認しましょう。
- 対象:再使用できる大人用・子ども用の靴。ブランドや購入時の箱は不問
- 対象外:冬用ブーツ、学校の上履き、靴底がもろいもの、穴が開いたもの
- 受付:宅配便。自分で箱を用意する場合は送料自己負担
- 回収後:寄付品を販売し、売上の一部をワクチン購入費として寄付
- 利用前の確認:送れる靴、送料、専用回収キット、地域ごとの利用条件
古着deワクチン
古着deワクチンは、有料の専用回収キットを利用し、衣類やバッグ、靴などをまとめて送るサービスです。
自宅から集荷を依頼できるため、引っ越しや大掃除で服飾品をまとめて整理したい場合に検討しやすい方法です。
靴だけを少量送りたい場合は、キットの容量や費用が用途に合うかを確認してください。
- 対象:衣類、靴、スリッパ、バッグ、服飾小物など
- 対象外:大きな穴や破れ、著しい汚れがあるもの
- 受付:有料の専用回収キットを利用。自宅から集荷を依頼可能
- 回収後:選別後、主に海外で再使用・販売
- 利用前の確認:専用回収キットの価格・容量、対象品、集荷方法
靴を回収へ出す手順
左右がそろっているか、靴底が剥がれていないか、カビや大きな汚れがないかを確認します。
靴底を軽く曲げたときに、ひび割れたり粉状に崩れたりする靴は、再使用には向きません。
まだ履ける靴ならリユース、履きつぶしたスニーカーなら素材回収、対象製品ならメーカー回収を検討します。
壊れた靴は、壊れた状態でも受け付ける下取りか、自治体処分が候補です。
少なくとも、次の項目を確認しましょう。
- 対象となる靴の種類
- 他社ブランドでも出せるか
- 壊れた靴でもよいか
- 実施店舗や回収場所
- 送料や専用キット代
- 回収後の行き先
常設と案内されている制度でも、対象店舗や条件が変更される場合があります。
泥や砂を落とし、濡れている場合は乾かしてから出します。
リユースを目的とする場合は、次に履く人が使える状態かを確認してください。ただし、回収へ出すために高額なクリーニングを利用する必要はありません。
靴の回収を利用するときの注意点
持ち込んだ靴は原則として返却されない
多くの回収・下取りサービスでは、受付後の返却ができません。
家族の靴をまとめて出すときは、本当に不要なものか、持ち主へ確認してから持ち込みましょう。
下取り特典のために買い物をする必要はない
店舗下取りでは、割引券を受け取れる場合があります。
もともと買い替えを予定している人には便利ですが、割引券を使うために予定外の買い物をすると、かえって負担が増えることもあります。
靴を手放すことだけが目的なら、自治体回収や通常の分別のほうが簡単な場合があります。
宅配回収には費用がかかる場合がある
「寄付」「回収」と書かれていても、送料や専用キット代まで無料とは限りません。
費用だけでなく、箱を用意する手間、集荷方法、送れる量も確認してください。
靴の捨てかた
▶︎まだ履ける靴は、回収だけでなく、売る・譲る・寄付する方法も考えられます。

▶︎靴底やかかとの部分的な傷みであれば、修理して履き続ける余地も確認できます。

回収対象にならなかった靴は、素材や形状により自治体での扱いが異なる場合があります。
詳しい捨てかたは、次の記事で確認できます。
まとめ|靴の状態に合う手放し方を選ぼう
もう履かない靴には、自治体で処分する以外にも、店舗下取り、素材回収、メーカー回収、自治体の回収ボックス、宅配寄付などの選択肢があります。
選ぶときの目安は次のとおりです。
- まだ履ける靴:リユース型の下取り、自治体回収、寄付
- サイズアウトした子ども靴:子ども靴の下取り、地域の回収
- 履きつぶしたスニーカー:素材回収に対応した店舗
- メーカーの対象製品:指定された回収プログラム
- 壊れた靴:壊れた状態でも受け付ける下取り、自治体処分
- 汚れているだけで、また履きたい靴:クリーニングや修理
回収へ出すことが、いつでも最善とは限りません。
状態、費用、持ち込む手間、回収後の行き先を比べ、自分に合う手放し方を選んでください。
利用できる回収先がない場合は、最終的に自治体の分別ルールに沿って適切に処分しましょう。
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