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【蛍光灯の捨てかた】分別ルール・回収方法・LED化のすすめまで徹底解説

丸型と直管型の蛍光灯
つまようじ
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割れやすくて迷いやすい、蛍光灯の捨てかたに悩んだことはありませんか?

古くなった蛍光灯。いざ交換したあと、「これって何ゴミ?」と手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。

しかも細くて割れやすく、中には水銀も含まれていると聞くと、どうやって処分すればよいのか不安になります。

この記事では、蛍光灯の基本的な捨て方から、なぜ分別が必要なのか、安全な処分方法、回収プログラム、そしてLED化などの選択肢まで、詳しく解説します。

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蛍光灯は何ゴミ?まずは基本をチェック

実は、蛍光灯の扱いは自治体によって異なります。

特に「不燃ごみ」「有害ごみ」として扱う地域もあれば、「資源ごみ」として分別を求める地域もあります。

以下に、主要自治体の例を紹介します。

自治体名分別区分備考
東京都23区不燃ごみ割れ防止のため袋やケースに入れる
横浜市小さな金属類長さ60cm以下まで
大阪市普通ごみ紙などで包んで安全に
札幌市有害ごみ指定日・指定袋あり
名古屋市資源ごみ資源ステーションに持込
注意点

お住まいの自治体によって大きく異なるため、必ず自治体の公式サイトで確認しましょう。

蛍光灯には何が入ってる?構造と素材を知ろう

分別の理由を知ると、ルールの意味も見えてきます。

蛍光灯の主な構造は以下の通りです:

  • ガラス管
    • 非常に薄く割れやすく、取り扱いには注意が必要です。
  • 内部の蛍光粉
    • 紫外線を可視光に変えるために塗布されており、微細な粉体としてガラス内側に存在します。
  • 水銀(微量)
    • 放電による発光に不可欠な物質であり、ごく少量とはいえ人体や環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
  • 金属製の口金
    • ソケットとの接続部分で、リサイクル可能な金属素材が使われています。

このように、蛍光灯は複数の素材から構成されており、適切な処理をしないと環境リスクにつながります。

なぜ蛍光灯の分別が必要なのか?

蛍光灯を普通ゴミとして出してしまうと、以下のようなリスクがあります:

  • 焼却炉の故障・停止リスク
    • 焼却施設では水銀の排出規制地が設けられており、ゴミ中の水銀が高温で蒸発し排ガスと一緒に出てきてしまうと、施設の運転を停止しないといけなくなる場合があります。
  • 回収・運搬時の破損による健康被害
    • 運搬中に破損すると、ガラス破片や蛍光粉が飛び散り、作業員にケガや健康被害を及ぼすおそれがあります。
  • 埋立地での環境汚染
    • 水銀は自然分解されにくく、土壌や地下水を長期的に汚染する可能性が指摘されています。

環境省も、水銀を含む廃棄物は可能な限り分別し、適正な処理ルートに乗せることを推奨しています。

回収プログラムも活用したい

蛍光灯は、自治体や量販店、業界団体などによって様々なかたちで回収が行われています。

それらの方法を知っておくことで、便利かつ環境にも配慮した処分が可能になります。

自治体による回収ボックス

多くの自治体では、市役所などの公共施設に「小型家電回収ボックス」を設置しています。

蛍光灯が対象品目に含まれている場合もあり、通勤や買い物のついでに手軽に利用できるのが魅力です。

ただし、蛍光灯は非常に割れやすいため、購入時の箱や新聞紙に包んで投函するよう求められることがあり、また直管タイプなど長さのあるものは対象外になることもあります。

注意点

利用可能な品目や設置場所は自治体によって異なるため、事前に公式サイトや案内ページでの確認が必要です。

家電量販店の店頭回収

ヤマダデンキ、ビックカメラ、ケーズデンキなどの家電量販店でも、店頭に回収ボックスを設置していることがあります。

蛍光灯は小型家電リサイクル法等の回収対象ではありませんが、独自のリサイクル施策の一環としてや、自治体が家電量販店と連携して設けた「協力回収拠点」として引き取ってくれる場合が多いです。

日常の買い物のついでに持ち込め便利さと無料で手放せるお得さが支持されています。

ただし、取り扱い可能な製品の種類や条件は店舗ごとに異なるため、来店前にホームページで回収対象を確認しておくと安心です。

メリット

日常の買い物のついでに処分できる、便利な選択肢ですね。

回収された蛍光灯はどうなる?

適切に回収された蛍光灯は、以下のような工程を経てリサイクルされます:

  1. 破砕・分別処理
    • 専用装置でガラス管を破砕し、素材ごとに分離します。
  2. 水銀の回収(蒸留)
    • 密閉された炉で加熱し、水銀を蒸留回収します。
  3. 金属部分の再利用
    • アルミなどの金属を取り出し、再び工業製品に利用されます。
  4. ガラス素材の再生利用
    • ガラスは建材や他の製品の原料として再利用されます。

このようなリサイクル工程により、蛍光灯の素材は無駄なく資源として再利用され、環境への負荷も最小限に抑えられます。

LED化という選択肢

現在、蛍光灯の生産や販売は縮小傾向にあります。

実際に、パナソニックや東芝ライテックなどの国内大手メーカーは、直管型蛍光灯の生産終了を発表しています。(https://news.panasonic.com/jp/press/jn241001-2

時代は蛍光灯からLEDへ

LEDは蛍光灯に比べて下記のような特長を持っています:

  • 長寿命(約4~5倍)で交換頻度が減る
  • 消費電力が少なく、電気代の節約に
  • 水銀を含まないため環境負荷が小さい
  • 発熱が少なく、夏場も快適

価格も以前に比べて下がって一般家庭でも導入しやすくなっており、徐々に置き換えが進んでいます。

Amazonや楽天などでも多種多様な商品が入手可能ですので、蛍光灯が切れたそのタイミングで移行を検討しても良いかもしれません。

おすすめのLED照明

たとえば、現在使用している直管型蛍光灯をLED蛍光管に交換する場合、工事不要の「グロースターター式対応タイプ」などが便利です。

また、リビングや子ども部屋など頻繁に使用する部屋から順に切り替えていくことで、初期費用の負担を抑えながら少しずつ移行することもできます。

LEDシーリングライトやデスクライトなどは、調光・調色機能付きの商品もあり、目の負担を軽減する設計のものも増えています。

実際に製品を探す際は、「LED+器具名(例:直管、シーリング、デスクライト)」などで検索し、使用中の蛍光灯のサイズや口金形状と合うかを確認しましょう。

まとめ:安全に、そして未来にやさしく手放そう

蛍光灯は水銀を含み、取り扱いや処分に注意が必要なごみです。

自治体の分別ルールを守り、回収プログラムを活用することで、環境への負荷を減らし、安全に処分することができます。

これからはLED照明への切り替えも視野に入れつつ、持続可能な選択をしていきましょう。

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つまようじ
つまようじ
関西出身、首都圏在住の30代会社員。妻1人、子2人で家事に育児に奮闘中。ゴミについて気になったことを調べているうちに発信もしたいと思うようになり、手探りながらもサイト開設しました。ゆっくりサイトを育てていきたいと思います。よろしくお願いします。
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