【スマホ・タブレットの捨てかた】何ゴミ?データ消去・回収方法とバッテリーの注意点
機種変更したあとのスマホが、引き出しに何年も眠っていませんか。
いざ処分しようとすると、
- 「スマホって何ゴミ?」
- 「初期化すればそのまま捨てていい?」
- 「壊れて電源が入らない場合は?」

など、普通の家電とは少し違った迷いがあります。
スマホを安全に手放すには、処分先・個人情報・バッテリーの3つを確認することが大切です。
この記事では、家庭で使っていたスマホを安全に処分するために、どこへ出せばよいのか、手放す前に何をしておくのかを順番に解説します。
タブレットも同じようにデータと充電式バッテリーを持つ小型家電です。
自治体の対象品目や回収方法を確認して処分してください。
スマホは何ゴミ?普通のごみに出していい?
スマホは、小型家電として回収している自治体があります。
ただし、全国共通で「スマホは○○ごみ」「必ず小型家電回収ボックス」と決まっているわけではありません。
自治体によって回収方法は異なります。
- 松戸市:
- 携帯電話・スマートフォンは小型家電回収ボックスのみで回収。家庭ごみ集積所には出せません。
- 千葉市:
- 携帯電話などを小型家電回収ボックスで回収。投入前に個人情報を消去し、SIMカードやmicroSDの取り忘れにも注意するよう案内しています。
- 横浜市:
- 携帯電話などを小型家電回収ボックスで回収するほか、バッテリー内蔵小型家電について地域独自の出し方を定めています。
このように、スマホの捨てかたは地域によって異なります。
「小型家電だから近所の回収ボックスへ」「燃えないごみだろう」と自己判断せず、お住まいの自治体で「スマートフォン」「携帯電話」などを検索しましょう。
近くの小型家電回収ボックスの探し方はこちらで詳しく解説しています。
▶︎小型家電回収ボックスの対象品目や探し方

スマホを捨てる前にデータを消去する
スマホは、単なる小型家電ではありません。
写真、連絡先、メール、決済情報、各種サービスへのログイン情報など、多くの個人情報が保存されています。
そのため、回収や売却に出す前にデータを整理しておきましょう。
基本的には、
- 必要なデータをバックアップ・移行する
- SIMカード・microSDなどを確認する
- 電子マネーや各種サービスの引き継ぎを確認する
- 端末を初期化する
- 初期化できていることを確認する
という順番です。
iPhoneを手放す場合

Appleは、iPhoneを売却・譲渡・下取りへ出す前に、バックアップや新しい端末へのデータ移行を行ったうえで、個人情報を削除するよう案内しています。
「すべてのコンテンツと設定を消去」を行うと、端末上の写真や連絡先、Apple Payのカード情報などが消去され、「探す」とアクティベーションロックもオフになります。
eSIMを使用している場合は、eSIMプロファイルの扱いについても確認してください。
Appleでは、売却・譲渡・下取り前にバックアップ、データ移行、個人情報の消去などを行うよう案内しています。
iOSの画面や手順は更新されることがあるため、操作方法はAppleの最新情報を確認するのがおすすめです。
Androidスマホを手放す場合

Androidスマホも、必要なデータをバックアップしたうえで、端末を出荷時の状態へリセットします。
Googleは、出荷時設定へのリセットを行うとスマートフォン内のデータが消去されると案内しています。
Androidはメーカーによって設定画面やサービスが異なるため、Googleの案内とあわせて端末メーカーの公式サポートも確認してください。
Googleでは、スマートフォン内のデータをすべて削除する方法として、出荷時設定へのリセットを案内しています。
事前にバックアップを取ってから操作しましょう。
スマホを処分する方法は主に3つ
スマホの処分先は、「○○ごみ」だけではありません。
家庭から出す場合は、自治体や携帯電話業界などが用意している回収ルートを利用できます。
1.自治体の小型家電回収を利用する
自治体によっては、役所や公共施設、スーパーなどに小型家電回収ボックスを設置しています。
スマホは回収対象となることが多い品目ですが、
- 回収対象
- 投入口のサイズ
- バッテリーの扱い
- 回収場所
などは自治体ごとに異なります。
また、一度ボックスへ入れると返却できない場合があります。
データ消去とSIM・microSDの確認を済ませてから投入しましょう。
▶︎小型家電回収ボックスを探す

2.携帯ショップなどの回収を利用する
使わなくなったスマホは、携帯電話ショップなどへ持ち込める場合があります。
携帯電話業界では「モバイル・リサイクル・ネットワーク(MRN)」という回収・再資源化の取り組みが行われています。
MRNでは、全国の参加ショップで使用済みの携帯電話端末を回収しています。
機種変更や契約のタイミングでなくても利用でき、古い機種のほか、電池や充電器も回収対象とされています。
モバイル・リサイクル・ネットワークでは、サービス提供事業者やメーカーにかかわらず、全国の参加ショップを中心に使用済み携帯電話などを回収しています。
令和7年度には、本体約318.7万台、電池約342万個、充電器約97.4万個が回収されています。
「昔使っていた別会社の携帯だから持ち込めない」と決めつけず、近くの参加店舗を確認してみましょう。
3.宅配回収を利用する
近くに回収場所がない、スマホ以外にも処分したい小型家電があるといった場合は、宅配回収も選択肢になります。
箱にまとめて自宅から送れるため、パソコンやケーブルなども一緒に整理したいときに便利です。
ただし、
- 対象品目
- 料金
- データ消去
- バッテリーの状態
などの条件はサービスによって異なります。
宅配回収が向いているケースや利用時の注意点はこちらで詳しくまとめています。
▶︎スマホや小型家電を宅配回収に出す方法

スマホを処分するときの注意点
正常に動くスマホと、故障やバッテリー異常があるスマホでは、手放すときに確認したいポイントが異なります。
特に、自分で初期化できない場合と、バッテリーに異常がある場合は注意しましょう。
電源が入らず初期化できない場合
スマホが壊れて電源が入らない場合は、通常の初期化ができません。
だからといって、データを消すためにスマホを自分で分解したり、内部を壊したりするのは避けましょう。
電源が入らないスマホを手放すときは、
- 携帯ショップ
- 自治体が指定する回収先
- データ消去や物理破壊に対応した回収事業者
など、故障品を扱える回収先を確認します。
回収先によってデータへの対応は異なるため、持ち込む前に、
「電源が入らず、自分では初期化できない」
と伝え、どのように扱われるか確認しておくと安心です。
SIMカードやmicroSDカードを取り外せる状態なら、忘れずに確認してください。
バッテリーが膨張・変形している場合
スマホにはリチウムイオン電池が内蔵されています。
環境省は、リチウムイオン電池について、強い衝撃などによって発火する可能性があり、廃棄物処理施設などで火災が発生しているとして注意を呼びかけています。
環境省は、不要になったリチウムイオン電池や、それを使用した製品について、お住まいの市区町村のルールに従って処分するよう案内しています。
スマホの背面や画面が浮いている、明らかに膨らんでいる、異常に熱くなるなど、バッテリーに異常が疑われる場合は注意が必要です。
無理に押し戻したり、穴を開けたり、自分で分解したりしないでください。
また、膨張・破損した製品は通常の回収ボックスでは受け付けない場合があります。
自治体や携帯ショップなどへ、「バッテリーが膨張しているスマホ」だと事前に伝え、受け入れ方法を確認してから持ち込みましょう。
自治体によっては、バッテリーを取り外せない小型家電について別の収集方法を用意しています。
たとえば横浜市では、バッテリーを取り外せない小型家電や、膨張・破損した充電式電池について出し方を案内しています。
なぜ充電式バッテリーだけ専用の回収ルートが必要なのかはこちらで詳しく解説しています。
▶︎充電式バッテリーを普通のごみに混ぜてはいけない理由

回収されたスマホは資源として再利用される
スマホには、金・銀・銅・パラジウムなど、再利用できる金属が含まれています。
MRNでは、回収した携帯電話から金属などを回収し、資源として再利用しています。
そのため、スマホを適切な回収ルートへ出すことは、火災や情報漏えいを防ぐだけでなく、資源回収にもつながります。
ただし、ここでの順番は、
「資源だから回収する」ではなく、「安全に手放した結果として資源回収にもつながる」
と考えるとよいでしょう。
小型家電が回収されたあと、どのように分解・選別されるのかはこちらの記事で紹介しています。
▶︎小型家電は回収されたあとどうなる?

まだ使えるスマホなら捨てる前にもう一手
正常に動くスマホなら、ごみや回収品として手放す前に売却できる可能性があります。
特に、
- 電源が入る
- 画面や本体の状態が悪くない
- 比較的新しい機種
- 自分で初期化できる
といったスマホは、買取対象になることがあります。
一方、売却には査定や発送などの手間もあり、すべてのスマホに値段が付くとは限りません。
「少しでも高く売りたい」「できるだけ手間なく手放したい」など、優先することによって適した方法は変わります。
スマホの買取方法や宅配買取の選び方はこちらの記事で詳しく比較しています。
▶︎使わなくなったスマホを売る方法を確認する

まとめ|スマホは「処分先・データ・バッテリー」を確認して手放そう
スマホは、単に「何ゴミか」だけ確認して捨てればよい製品ではありません。
安全に手放すためには、
「処分先を確認する → データを整理・初期化する → バッテリーの状態を確認する」
という3つの視点が大切です。
自治体の小型家電回収や携帯ショップなど、利用できる回収方法を確認し、個人情報を残したまま手放さないようにしましょう。
壊れて電源が入らない場合やバッテリーが膨張している場合は、無理に分解せず、状態を伝えたうえで受け入れ可能な回収先を確認してください。
まだ正常に使えるスマホなら、売却という選択肢もあります。
「捨てる・回収する・売る」のどれを選ぶ場合でも、処分先・データ・バッテリーまで確認する。
それがスマホを安全に手放すための基本です。
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